ドーハのハマド国際空港内にある有料の仮眠・休憩施設「Sleepover」に、3つ目となる施設がノースノードのC40ゲート付近に登場しました。ドーハ乗継が長時間になる方、深夜便・早朝便を利用する方にとって、空港内で横になって体を休められる選択肢が一つ増えた形です。この記事では、Sleepover公式サイトで確認できる情報をもとに、施設の場所・部屋タイプ・料金・予約方法・利用条件を整理します。
結論・要点
- ハマド国際空港の仮眠施設「Sleepover」(運営: Airport Dimensions)に、ノースノードC40ゲート付近の3施設目が登場(業界専門メディアの報道による2026年9月16日。公式サイトでの明記はなし)
- ドーハには現在、サウスノード・ノースノードC30・ノースノードC40の3施設がある。「C40」表記はSleepover公式サイトの複数ページで一致している
- ホテルではなく、最短2時間から利用できる有料の仮眠施設。24時間利用可能
- 公式予約サイトで実際に検索したところ、ノースノードC40・2時間利用で1室あたりBunk Cabinが205米ドル、Family Bunk Cabinが295米ドルと表示された(特定条件での一例で、料金は変動する。税・手数料が別途かかるかは未確認)
- Priority Pass・LoungeKey・Dragon Passの会員も利用できるが、事前予約はできずウォークインのみ
- ノースノードのシャワーは「追加料金で手配・到着時に依頼」する方式。サウスノードはシャワーの記載自体が見当たらず未確認
Sleepoverとは?
Sleepoverは、ハマド国際空港のターミナル内で営業している、有料の仮眠・休憩施設です。運営しているのは空港内サービスを手がけるAirport Dimensions社で、公式サイトには「以前はsleep ‘n flyという名称だったが、Sleepoverへ改称した」との説明があります。旧称でこのサービスを覚えている方もいるかもしれません。
ホテルのように1泊単位で予約するのではなく、個室のポッドやキャビンを時間単位で借りるスタイルが特徴です。公式サイトのトップページには「Rest easy for two hours or ten(2時間でも10時間でも、ゆっくり休める)」というコピーがあり、短時間の乗継から長めの待ち時間まで、利用時間に応じて借りられます。
ドーハ以外にも、ドバイ国際空港(DXB)、リマ・ホルヘ・チャベス国際空港(LIM)でも同じブランドのサービスが展開されています。
ドーハ空港には3施設
ハマド国際空港のSleepoverは、公式予約サイト(2026年9月17日時点)で確認したところ、以下の3施設があります。
| 施設 | 場所 | 位置づけ |
|---|---|---|
| South Node(サウスノード) | ターミナル サウスノード | 既存施設 |
| North Node, Gate C30(ノースノード C30ゲート) | ターミナル ノースノード | 既存施設 |
| North Node, Gate C40(ノースノード C40ゲート) | ターミナル ノースノード | 新施設 |
今回新たに加わったのは、ノースノードのC40ゲート付近の施設です。Sleepover公式サイトでは、予約検索システム・施設一覧ページ・個別施設ページ(住所表記を含む)のいずれでも「North Node, Gate C40」と一貫して表記されています。一部の業界専門メディア(Passenger Terminal Today)は「ゲートC41付近」と報じていますが、Sleepover公式サイト側の表記と食い違っているため、本記事では複数の公式ページで一致している「C40」の表記を採用しました。実際に訪れる際は、ゲート番号が変更されている可能性もあるため、空港内の案内表示や公式サイトで直前に確認することをおすすめします。
Sleepover公式サイトの個別施設ページによると、この施設はハマド国際空港のトランジットエリア内(保安検査通過後のエアサイド)、地下1階(-1階)、C40ゲートの向かいに位置し、フードコート付近にあるとされています。24時間・年中無休で営業しています。
業界専門メディア(Passenger Terminal Today)の報道によれば、開設は2026年9月16日で、世界のSleepover施設としては8番目、ドーハでは3施設目にあたるとされています。ただし、この開設日はSleepover公式サイト・ハマド国際空港公式サイトのいずれにも明記がなく、業界メディアの報道のみで確認できた情報である点にご留意ください。
なお、ハマド国際空港の公式サイト(dohahamadairport.com)のラウンジ一覧ページを確認しましたが、今回の調査では「Sleepover」という名称の記載を見つけることはできませんでした。
どんな部屋がある?
Sleepover公式サイトの「SPACES」ページ(ドーハ表示)で確認できる部屋タイプは、以下の5種類です。どの部屋がどのノードで利用できるかも、あわせて整理しました。
| 部屋タイプ | 定員 | ベッド | 広さ | 利用できる施設 |
|---|---|---|---|---|
| Nap Pod | 1名 | フラットベッド(個室ポッド) | 2m² | ノースノードC30・C40 |
| FlexiSuite | 1名 | リクライニング式フルフラットベッド | 2m² | サウスノード・ノースノードC30 |
| Bunk Cabin | 2名 | 二段ベッド(ツイン) | 3〜4m² | サウスノード・ノースノードC30・C40 |
| Double Cabin | 2名 | ダブル/クイーンベッド | 4m² | サウスノードのみ |
| Family Bunk Cabin | 4名 | クイーンベッド+読書灯・コートハンガー・姿見 | 記載なし | ノースノードC30・C40 |
新設されたノースノードC40では、Nap Pod・Bunk Cabin・Family Bunk Cabinの3タイプが利用できます(FlexiSuiteとDouble Cabinはこの施設では提供されていません)。特にFamily Bunk Cabinは最大4名が利用できるキャビンで、子供連れの家族が一緒に休める部屋として案内されています。
いずれの部屋も電源・空調(Nap Podのみ空調の記載なし)・照明の明るさ調整が備わっており、FlexiSuite・Double Cabin・Bunk Cabin・Family Bunk Cabinは内側から施錠できます。ただし公式FAQには「完全な防音ではない」とも明記されているため、静かに過ごしたい方は多少の物音が聞こえる可能性がある点は理解しておくとよいでしょう。
料金は?
Sleepoverは最短2時間から利用できます。公式予約サイトの利用時間の選択肢は「2時間」から始まり、そこから1時間刻みで10時間以上まで選べます。
実際に2026年9月17日、公式予約サイトで「North Node, Gate C40」「2026年9月18日 0:00チェックイン」「利用時間2時間」の条件で検索したところ、以下の料金が表示されました。いずれも部屋(客室)1室あたりの合計金額で、Bunk Cabin(定員2名)・Family Bunk Cabin(定員4名)とも人数分をかけ算する必要はありません(予約数量を1に設定しても合計金額が同額になることを確認済みです)。
| 部屋タイプ | 料金(2時間・1室あたり・検索時点) |
|---|---|
| Bunk Cabin | 205.00米ドル |
| Family Bunk Cabin | 295.00米ドル |
※Family Bunk Cabinは、この検索時点では「残り1室」の表示でした。
この検索では、Nap Podは提示されませんでした。SPACESページ上はC40でもNap Podが提供されると案内されているため、検索時点でたまたま満室だったのか、日によって提供状況が異なるのかは今回の調査では確認できませんでした。
なお、Sleepover公式サイトのC40施設の個別ページには「BOOK FROM $126 PER PERSON(1名あたり126米ドルから)」という表示もありました。これがどの部屋タイプ・利用時間に対応する金額なのかは、今回の調査では特定できませんでした。
上記の料金は、あくまで特定の日時・条件で検索した際の一例です。 利用を検討する際は、次の点にご注意ください。
- 料金は日時や空室状況によって変わる仕組み(いわゆる変動料金制)とみられます
- 今回確認できたのは部屋選択時点の小計表示までで、税金・手数料が別途加算されるかどうかは、実際の決済画面まで進んでいないため確認できていません
- カタール・リヤル(QAR)建ての価格表示や、日本円換算の目安は今回確認できませんでした
実際に利用する際は、渡航日程に合わせて公式サイトで最新の料金(税・手数料の有無を含む)を確認してください。
予約方法
Sleepoverは、公式サイト(airport-sleepover.com)からオンラインで予約します。支払いはクレジットカードまたはPayPalに対応しています。
公式FAQによると、事前予約は必須ではなく当日ウォークインでの利用も可能ですが、満室を避けるため事前予約が強く推奨されています。確実に利用したい場合は、事前に予約しておくと安心です。予約できる期間に上限はなく、旅行日程が決まり次第、早めに予約することもできます。
予約の変更・キャンセルは、公式サイトのお問い合わせ経由でメールにて申請する形になっています。
Priority Passは使える?
Priority Pass、LoungeKey、Dragon Passといった空港ラウンジ会員プログラムをお持ちの方も、Sleepoverを利用できます。ただし公式FAQには次のように明記されています。
利用可能。ただしウォークインゲストとしてのみで、事前予約はできない。会員特典の詳細は各プログラムの公式サイトまたは問い合わせ先で確認すること
つまり、Priority Passなどをお持ちの場合でも、Sleepoverの通常のオンライン予約枠とは別扱いで、当日現地に行ってから利用できるかどうかが決まるということです。乗継時間が限られている場合や、確実に部屋を確保したい場合は、会員特典に頼らず通常のオンライン予約をしておく方が確実といえます。
シャワーやトイレは?
Sleepover公式サイトのFAQ(サイト全体向け)には、「トイレ・シャワーはあるか」という質問への回答として、次のように記載されています。
シャワーはSleepover ドバイ・ターミナル3 B-Gates、ターミナル1 D-Gates、ドーハ・ノースノード、リマ・ホルヘチャベス国際空港で利用可能。トイレはDXBターミナル3 B-Gates、ドーハ・ノースノード、リマ・ホルヘチャベス国際空港のラウンジ内で利用可能
一方、ノースノードC30・C40それぞれの個別施設ページ(「Please note」欄)には、より具体的に次のように書かれています。
シャワーをご希望の場合は、追加料金で手配可能です。到着時にお申し付けください(If you’d like a shower during your stay, we can arrange one for an additional fee – simply ask on arrival)
つまり、ノースノード(C30・C40)のシャワーは、部屋に備え付けで自由に使えるものではなく、追加料金を払って現地でリクエストする方式と考えられます。全体向けのFAQだけを読むと「ノースノードにはシャワーが標準で付いている」ように見えますが、各施設の個別ページの方がより詳しい案内になっているため、記事では個別ページの内容を優先しました。
サウスノードの個別施設ページには、シャワーに関する記載自体がありませんでした。ただし、これは「サウスノードにシャワーがない」と断定できる根拠にはならず、あくまで公式サイト上で言及を見つけられなかったという事実にとどまります。トイレについても、ノースノードの個別ページでは明確な記載を確認できておらず、全体向けFAQの「ドーハ・ノースノード」という記載にとどまります。サウスノードの利用を検討している場合は、予約前に公式サイトの問い合わせ窓口で確認することをおすすめします。
ドーハ乗継でSleepoverが向いている人
Sleepoverは、次のような条件に当てはまる場合、選択肢の一つとして検討する価値があると考えられます。
- 乗継時間がある程度まとまっている場合:最短利用時間が2時間に設定されているため、乗継時間全体が短い(1時間前後などの)場合は、チェックインや施設までの移動時間を考えると使い切れない可能性があります
- 深夜・早朝便を利用する場合:Sleepoverは24時間利用できるため、通常のラウンジの営業時間や混雑状況を気にせず、時間帯を問わず個室で休めます
- 横になってしっかり体を休めたい場合:航空会社のラウンジには軽食や座席はあっても、横になれるベッドがあるとは限りません。個室でフラットな状態になって眠りたい場合、Sleepoverのようなキャビン・ポッド型の施設は選択肢になります
ただし、これらはあくまで施設の仕組み(最短2時間・24時間営業・個室にベッドがあること)から編集部が考察したポイントであり、「乗継時間◯時間以上の人におすすめ」といった基準がSleepover公式から示されているわけではありません。また、カタール航空、冬ダイヤで170都市超へ拡大の記事でお伝えした通り、増便・路線再開が進むことで乗継のパターンも今後変わっていく可能性があります。ご自身の乗継時間・便のスケジュールに応じて、必要性を判断してください。
まとめ
- ハマド国際空港の有料仮眠施設「Sleepover」に、ノースノードC40ゲート付近の3施設目が登場(開設日はSleepover公式・空港公式では明記なく、業界メディア報道による)
- ホテルとは異なり、最短2時間から個室のポッド・キャビンを借りられ、24時間利用できる
- 料金は検索条件によって変動し、今回の検索例ではノースノードC40の2時間利用で1室あたりBunk Cabinが205米ドル、Family Bunk Cabinが295米ドルだった(税・手数料が別途かかるかは未確認)
- Priority Pass等の会員も利用できるが、事前予約はできずウォークインのみ
- ノースノードのシャワーは追加料金・要リクエストの方式。サウスノードについては公式情報からシャワーの有無を確認できなかった
乗継時間や便のスケジュールによっては、便利な選択肢の一つになりそうです。なお本記事は2026年9月17日時点でSleepover公式サイトを確認した内容に基づいています。ゲート番号・料金・部屋の空き状況は変わる可能性があるため、実際に利用する際は必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
空港内での過ごし方としては、ハマド国際空港の顔認証搭乗サービス「Fast Pass」も、待ち時間を減らす無料のサービスとしてあわせて活用できます。羽田〜ドーハ直行便を利用してドーハ乗継をする方は、深夜・早朝の乗継になるケースもあるため、今回ご紹介したSleepoverも選択肢として覚えておくとよいかもしれません。機内での快適な過ごし方に関心がある方は、カタール航空のStarlink Wi-Fi完全ガイドもあわせてご覧ください(空港内のSleepoverと、機内のStarlink Wi-Fiは別のサービスです)。
情報源
- Sleepover公式サイト
- Sleepover公式サイト SPACESページ(Doha)
- Sleepover公式サイト FAQsページ
- Sleepover公式サイト 施設一覧ページ(Locations)
- Sleepover公式サイト North Node C40個別ページ
- Sleepover公式サイト North Node C30個別ページ
- Sleepover公式サイト South Node個別ページ
- Sleepover公式予約システム(2026年9月17日、料金の検索・確認に使用)
- Hamad International Airport公式サイト Lounges一覧ページ
- Airport Dimensions opens third Sleepover space at Hamad International Airport | Passenger Terminal Today(参考・二次情報、2026年9月16日付)
情報取得日: 2026-09-17



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